源泉徴収票を偽造するなどして不法滞在の外国人に違法に住居を斡旋していた会社役員が逮捕されました。
斡旋の手数料などで毎月20~30万円の収入を得ていたようですが、斡旋先のマンションやアパートの捜索では、空き巣などでよく使われる工具類が押収され、関連する事件について調べられています。
違法な斡旋ビジネスにご注意下さい。
不法滞在、住居あっせん 神奈川県警、容疑の会社役員を逮捕
アパートの賃貸契約を結ぶのが難しい不法滞在などの中国人に、名義人となる日本人をあっせんして違法に契約を結ばせたとして、神奈川県警は8日までに、偽造有印私文書行使の疑いで東京都板橋区、会社役員、伊藤静朗被告(41)=同罪で公判中=を逮捕した。
伊藤被告は2006年秋ごろから知人の日本人ら二十数人を名義人として、首都圏を中心とする11都府県で少なくとも200件の契約をあっせんしたとみられる。県警は8日、賃借権を詐取したとして、新たに詐欺容疑で中国人が入居した都内のマンションなど17カ所を捜索、裏付けを進めている。
起訴状などによると、伊藤被告は昨年3―4月に偽造した源泉徴収票を使って日本人の男2人に不動産の賃貸契約を結ばせ、不法滞在の中国人に住居をあっせんした。
1月8日 日本経済新聞
聖法務オフィス
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