2009年1月14日水曜日

悪質です。「職質逃れマニュアル」

悪質・無責任なブローカーがうごめいています。
警察の職務質問を逃れる方法を指南する不法滞在者向けの悪質な「職質逃れマニュアル」が販売され出回っています。
悪質・無責任なブローカーにご注意下さい。

□カバンを持て/髪形に投資惜しむな/登録証「紛失届」出せ 

「歩いていて警察に止められたとき、うまく逃げられる方法を教えます」-。そんなうたい文句で、警察の職務質問を逃れる方法を指南する不法滞在者向けマニュアルが出回っている。在日中国人、在日韓国人向けの新聞やフリーペーパーに広告を出して販売されていたという。警視庁組織犯罪対策1課はマニュアルを入手、各警察署に注意を呼びかける一方、これらの新聞に違法広告が掲載されるなど犯罪の温床になっているケースもあり、警戒を強めている。

■「心理利用」
同課が入手したのは「自分の安全を守るテクニック~自分の安全は自分で守ろう!!」と題されたマニュアル。新聞広告に掲載された連絡先にメールを送り、専用口座に購入代金3800円を振り込むと、マニュアルが添付されたメールが返送される仕組みだ。 返送メールには「法の不備のすき間と人間の心理を利用して考え出した方法」と宣伝されていた。 

≪大事なのはカバンを持つこと。サラリーマンを演じるのなら、完璧(かんぺき)に演じたほうが良いです。カバン持たない日本人サラリーマンを見かけたことありますか?≫ 

≪次は髪形です。日本の美容院は高いですが、自分への投資ですから節約せずにパンと使ったほうがいいでしょう≫

マニュアルは、こうした“外見上”の注意に始まり、実際に警察に「外国人登録証を見せてほしい」と職務質問された際の逃れ方に至る。 

≪自分がよく通る場所の交番に行って「紛失届」を出しておき、「この前、財布ごとなくしました。あっちの交番に紛失届も出しています」と答えます。ビザがないのではなく、なくしただけの状況になります≫ 

≪もうひとつ面白いテクニックもあります。地域の全部の交番に「紛失届」を出します。出したその日にまた交番に行って「すみません、財布を拾った人から連絡がありました」と「紛失届」を消します。夜その交番を通るときに、必ず「財布戻ってきたのです」と自分からあいさつします。一日3回あいさつをすることによって、貴方は住んでいる地域の警察に「礼儀正しい外国人だな」と覚えられ、そのあとからは普通に歩いても何の心配もありません≫ 

同課は、こうした方法で摘発を逃れようとする不法滞在者がいることを各警察署に内部文書で伝え、職務質問上の注意を呼びかけた。しかし、マニュアル販売の行為を処罰するには適用法令がないという。

■積極摘発も
ただ、こうした新聞には違法な広告も掲載され、摘発につながった例もある。 
同課は昨年8月、在日中国人向けの新聞やフリーペーパーに未承認の医薬品の広告を載せ、無許可で販売したとして、薬事法違反の疑いで在日中国人の男女を逮捕した。同10、11月にはこの広告を載せた新聞社など7社の中国人幹部から事情を聴いた。幹部らは「違法とは知らなかった」などと答えたため、薬事法違反の共犯や幇助(ほうじよ)での立件は見送ったが、始末書を出させ警告した。 同課は「ほかにも悪質な広告はあるだろう。警戒していきたい」と話し、違法なケースでは積極的に摘発する方針だ。
1月13日 産経新聞


聖法務オフィス

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